こんにちは。
ファーマヘンプのベアーです。
本日は、世界だけでなく日本も注目している
「麻」や「大麻」に含まれる「CBD」について
論文などを引用しながら記載させていただきます。
1. CBDとはどんな成分か
CBD(カンナビジオール)は、麻(ヘンプ)や大麻(マリファナ)に含まれる、100以上のカンナビノイドの一つです。精神活性作用がないことで知られており、「ハイ」になることはありません。
この特性は、CBDが主に不安、痛み、炎症などの症状に使用される理由の一つです。多くの研究がCBDの治療効果を調査しており、その安全性と有効性に注目が集まっています(参考: "Cannabidiol (CBD) — what we know and what we don’t", Harvard Health Blog, Harvard Medical School, 2019)。
2. CBD商品の平均的な価格っていくらなのか
CBD製品の価格は、製品の形態(オイル、カプセル、エディブル、スキンケア製品など)、CBDの濃度、製品の品質によって大きく異なります。
一般的にCBDオイルの小瓶(30mlで300mgのCBD含有量)は、おおよそ5,000円から15,000円程度の範囲で販売されていますが、高濃度や特別な配合の製品はこの範囲を超えることもあります。
弊社では、オイルからスキンケアまで全てラインナップしております。
多くの方が含有量に目がいくと思いますが、原料の品質(どこで、誰が、どんな場所で、どんな気候で)にも目を向けていただくと、より奥深く感じていただけると思います。
3. CBDはどのような症状に効くのか
CBDは、様々な症状に効果があるとされています。特に、不安障害、慢性痛、てんかん、睡眠障害などに対して有効である可能性が示されています。さらに、炎症を抑制し、神経保護作用があることから、多発性硬化症やアルツハイマー病などの神経系の疾患に対しても研究が行われています(参考: "Cannabidiol in Anxiety and Sleep: A Large Case Series", The Permanente Journal, 2019)。
4. CBDはどのような会社が日本で扱っているか
日本では、CBD製品は主に健康食品や美容製品として市場に出回っています。日本国内では、法律でTHCの含有量が非常に厳しく制限されているため、製品はTHCフリー、または検出限界値以下の商品が販売されています。
弊社は1965年にスロベニアにて設立し、2017年から日本へ商品を輸出し、2019年に日本法人が設立されました。
5. CBDとTHCの違い
CBDとTHCはともにカンナビス植物に含まれる主要な化合物ですが、その作用には大きな違いがあります。THC(テトラヒドロカンナビノール)は精神活性化合物で、使用者に「ハイ」感をもたらします。
一方、CBDは非精神活性であり、安心感やリラクゼーションを促す効果があるとされていますが、「ハイ」感はありません。この違いは、両者が脳内の異なる受容体に作用するためです。
6. CBDのリスクやデメリット
CBDは一般的には安全とされていますが、一部の人には副作用が現れる可能性があります。これには、疲労感、下痢、食欲の変化などが含まれます。また、他の薬剤との相互作用が報告されているため、他の医薬品を使用している場合は医師と相談することが重要です。さらに、全てのCBD製品が同じ品質であるわけではないため、信頼できる場所から購入することが推奨されます(参考: "Potential Adverse Drug Events and Drug–Drug Interactions with Medical and Consumer Cannabidiol (CBD) Use", Journal of Clinical Medicine, 2019)
以上となります。
皆様もCBDに関する知識を深めながら、麻に含まれる自然のエキスをぜひご堪能ください。